Ubuntu 24.04.3 LTSでWindows11非対応PCを再生!初心者でもできるインストール&最適化ガイド

PC
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こん○○は、よふかしわーくすのよふかしさんです

先日古いノートPCをUbuntuでAmazon Music再生専用機として再生される記事を書きました

この時はUbuntu 24.04.2 LTSではうまいやり方が見つけられずでして
Ubuntu 22.04 LTSで構築しました

基本的にUbuntuのLTS版はサポートが5年と定められているため
Ubuntu 22.04 LTSはサポート期限が2027年6月までとなっており
ちょっと微妙感は持ってました
Ubuntu 24.04.3 LTSは2029年6月までとまだかなり余裕があるため
今回改めてトライしてみてうまくいったので記録しておきます

✅ この記事でわかること

  • 古いPCにUbuntuを導入する手順(Windows非対応PCの再活用)
  • RealVNCを使ったUbuntuのリモート操作環境の構築
  • Bottles経由でWindows用Amazon Musicアプリを使用して高音質再生する方法


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実現したいこと・この記事でわかること

今回、ミニマムで実現したいことは下記です

  • Ubuntuを新規インストールしたい
  • 早い段階で別のWindows機からリモートアクセスで操作できる様にしたい
  • Amazon Musicをハイレゾで再生したい

これらを受けて本記事では下記を解説していきます

  • 古いPCにUbuntuを導入する手順
  • RealVNCによるリモート操作環境の構築
  • Bottlesを使ったWindowsアプリの導入と実行
  • Amazon Musicを高音質で再生する方法


Ubuntu 24.04.3 LTSのダウンロードとUSB作成

Ubuntuは下記の公式サイトからDLします
今回は、Ubuntu 24.04.3 LTSを導入します
日本語サイトでは現時点では24.02.2 LTSまでしかDLできませんが、英語サイトなら24.04.3 LTSがDLできたのでそちらで進めていきます

Ubuntuを入手する | Ubuntu
Ubuntuは、スマートフォン、タブレット端末、PCからサーバー、クラウドまであらゆる環境で動作するオープンソースのソフトウェアプラットフォームです。
Download Ubuntu Desktop | Ubuntu
Ubuntu is an open source software operating system that runs from the desktop, to the cloud, to all your internet connec...


完了すると、ubuntu-24.04.3-desktop-amd64.iso、というファイルがDLされます

USBインストールメディアにはRufusを使用します
下記の公式サイトからDLします

Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます
Rufus: Create bootable USB drives the easy way

完了すると、rufus-4.9.exe、というファイルがDLされます

Rufusを起動して設定をしていきます
MBR+BIOSとGPT+UEFIが選べるのですが、今回はUEFI機だったのでUEFIで設定していきます
(元のWindows10は何故かMBRで作成されていたけど…)

下記設定にして、スタートを押す

OKを選択

OKを選択

OKを選択

これで、数分待つとインストールメディアの作成が完了します


Ubuntu 24.04.3 LTSのインストール手順

既にフォーマットされて空になったストレージがあることを前提として
作成したUSBメモリからインストールしていきます
もし、まだWindows環境が残ったまま等であれば、
Utuntuのインストーラに入っているGPartedを使用してパーティション等を削除します

Choose your languageで下にスクロールして日本語を選択します

次へ

日本語、が選択されていることを確認して、次へ

今回は有線接続なので、有線接続を使用、を選択して、次へ

今回はクリーンインストールしたいので、Ubuntuをインストール、を選択して、次へ

対話式インストール、を選択して、次へ

今回は既定の選択、で、次へ
その他ツールも充実させたい場合は、拡張選択を選択してください

今回はミニマムでインストールしたいので、チェックを入れずに、次へ

今回はクリーンインストールなので、ディスクを削除してUnbutuをインストールする、を選択して、次へ

名前とパスワードを設定します
ログイン時にパスワード入力を省略したいので、ログイン時にパスワードを要求する、のチェックを外して、次へ

タイムゾーンがAsia/Tokyo、になっていることを確認して、次へ

インストール、をクリック

こんな感じでインストールが開始するので、しばし待ちます

インストールが完了したら、再起動、します

再起動するとこの画面がでますので、次へ

Ubuntu Proは有効化しないので、Skip for nowを選択して、スキップを選択

いいえ、システムデータを共有しません、を選択して、次へ

完了、を選択

これでデスクトップ画面が開きます


VMware向け初期設定

今回はテストなのでVMware環境で構築したのですが、初期状態だとコピペができません
なので、下記コマンドで設定して、一旦再起動します

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install open-vm-tools-desktop -y
sudo reboot


パスワード入力の省略

sudoを実行する度に、ダイアログ等でパスワードを聞かれるので煩わしいです
パスワード入力を省略できる様に設定します
今回はyofukashiというユーザー名で解説しますので、適宜読み替えて指定してください
一部コードは$USERでも動作しますが、きちっとハードコーディングしないといけない部分もあります

sudo visudo

下記を追記します

yofukashi ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

その後、最新版に更新しておきます

sudo apt update
sudo apt upgrade

再起動後、WindowsのVMware側でコピーした後、例えばLXTerminalで右クリックした際に、貼り付けのメニューが出てくれば成功です


Windowsからリモートデスクトップ接続を受けるXorg設定

最新のUbuntuはデフォルトがWaylandになっているため、これをXorgにするところからです
右上の電源メニューからログアウト、を選択

こんな感じの画面になるので、ログインするユーザー名を選択

そうすると、右下にギアマークが出てくるのでこれを選択

Ubuntu→Ubuntu on Xrogに変更し、その後パスワードを入力して再度ログインします

下記コマンドでセッションを確認します
x11、と表示されればXorgでログインできています

echo $XDG_SESSION_TYPE

常時Xorgで起動させるために、Waylandを無効化します

sudo nano /etc/gdm3/custom.conf

#WaylandEnable=false、を探して、
WaylandEnable=false、という様に、シャープを外して書き換えます
Ctrl+O、Enter、Ctrl-Xで、保存、抜けます

設定を反映します

sudo systemctl restart gdm3

ここで、一旦再起動します
再起動後、再度下記コマンドでx11、が返って来れば成功です

echo $XDG_SESSION_TYPE


RealVNC ServerのDownloadとInstall

WindowsからRealVNCで接続するためには、Ubuntu側にRealVNC Serverのインストールが必要です
下記からDLします

Download RealVNC® Connect
Download RealVNC® Connect, the most secure remote access and remote desktop solution to securely connect to your devices...

今回はWindows側がv7なので、右側のRealVNC Connect Version 7、を入れていきます

今回は、下記のファイルがDLされました
VNC-Connect-Installer-2.3.0-Linux-x64.tar.tar

これを展開して実行していきます
展開すると下記のファイルが生成されるので実行します
VNC-Connect-Installer-2.3.0-Linux-x64

Accept and Install、を選択

インストールが完了すると下記のウィンドウが開きます
RealVNCのアカウントの作成が必要ですが、うまくブラウザが立ち上がってくれないので、一旦閉じて手動で開いていきます

下記URLからSign upします

Sign up | RealVNC Connect

Email、Password、Nameを入れて、各種チェックを入れて、Get Started Now、を押せばよいです
電話番号は入力しなくても問題ないです

アカウント作成とログインができたら、下記URLからFreeのLiteプランに登録します
これを実施することで、3台まで接続可能になります

Lite - RealVNC®
Free remote access for your personal devices Securely connect to and control your devices remotely, for free, with our L...

Get started now、から登録していきます

VNC Serverを開くとライセンス情報が求められるので、登録したEmailとPasswordを入力してSign inします
Send anonymous usage data to help improve RealVNC Server、のチェックは任意なのでOFFしておきます

必要に応じて、接続時のパスワードを、Set Password、から設定して、Nextを選択します
6文字以上が必須です

Require a logged on user to approve connections、をOFFしておくと、確認ダイアログなしで接続可能になるのでOFFしておきます

下記の様に表示されたら、Apply、を選択して完了します


WindowsのRealVNCから接続する

Windows側のRealVNCで、同アカウントでログインすると、先ほど登録したマシンが見える様になります

ダブルクリック、または右クリックメニューからConnectを選択すると下記のダイアログが出るので、Continueを選択します

そうすると、パスワードを聞かれるので、入力してOKを選択します

これで接続完了となります
デフォルト状態でもWindows側とコピー&ペーストは共有できます


Sleepやロック画面に遷移させない設定

前回の記事と同じ設定なので、下記を参照してください

こちら


Windows向けAmazon MusicアプリをUtuntuでDownloadする手順

やっとこの辺りから、本題に入っていきます
前回の記事と同じ設定なので、下記を参照してください

こちら


Amazon MusicをBottlesで動作させる Flatpak編

Ubuntu22.04の場合はAppImage編でのインストールを推奨していましたが、
Ubuntu24.04.3の場合はエラーとなるため、こちらのFlatpak編の手順で進めてください

Flatpakインストール後、一時的にVNC接続でのコピー&ペーストが効かなくなりますが、
再起動を何度か?実施すると、そのうち動作する様になります

こちら


PC側のハイレゾ再生の設定

前回の記事と同じ設定なので、下記を参照してください

こちら


終わりに

先日はUbuntu 24.04.2 LTSでどうしてもうまくいかなかったのですが
奥歯に挟まったものが取れた感じですっきりしました…


おまけ:セットアップの自動化スクリプト

Ubuntu 22.04 LTS 向けには作成していましたが、
Ubuntu 24.04.3 LTS 向けに作成するかは検討中です。。。

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